社民と国民新党が存在アピールねえ。ただの数合わせでおこぼれ貰う立場なのに

社民と国民新党が存在アピールねえ。ただの数合わせでおこぼれ貰う立場なのに
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 画像はこれが咄嗟に思い付きました(笑)。
 3党の連立政権協議で社民、国民新両党が粘りをみせている。入閣が固まった社民党福島瑞穂党首と国民新党亀井静香代表が党の発言権確保に躍起になっているためだが、民主党内からは「(拒否権を持つ)常任理事国気取りか」(若手)とぼやきも出ている。

■福島瑞穂氏 “左バネ”へ電話攻勢
 社民党福島瑞穂党首は連立協議で、沖縄の米軍普天間飛行場の移設計画と日米地位協定の見直しや、与党の政策協議機関の設置を求め、奔走している。
 「おれのところにも電話がかかってきたぞ」
 7日午後、民主党本部で開かれた同党幹部会の席上、小沢一郎代表代行は、鳩山由紀夫代表や菅直人代表代行、岡田克也幹事長に、こう語った。
 鳩山氏も、福島氏からの電話攻勢があったと認めた。
 社民党は「政策的には自公政権より良くなるに決まっているから、連立するに決まっている」(幹部)との立場だが、民主党への不満は渦巻いている。
 「きょう1枚、ペラペラの紙をもらったが全体像が見えない。わが党の主張ができるのか。向こうはいいかもしれないが、風通しはよくないですよ」
 社民党重野安正幹事長は8日、こうぶちまけた。鳩山氏は7日、党首クラスが基本政策を協議する「閣僚委員会」の設置を表明。民主党は8日、閣僚委員会や国家戦略局の簡単な機構図を記した文書を社民党に提示した。だが、組織の権限や役割分担が不明な代物で、福島氏らはかえって不満を募らせた。
 福島氏は政策面でも独自の主張を強めた。沖縄問題をめぐって、普天間移設の見直しを連立合意に書き込むよう阿部知子政審会長に強く指示。党内から「ブレーキをかける話ばかりでは。(連立へ)車を走らせないと…」と不安視する声もあるほどだ。
 8日の3党幹事長級会談で連立合意が持ち越しとなったのも、福島氏がこだわる沖縄米軍基地問題など安保政策の部分が整わなかったことが大きい。福島氏が独自色発揮のため「左バネ」を働かせるほど、鳩山政権ががたつく構図にもなりかねない。

■亀井静香氏 発言増す「うるさ型」
 「新政権の偵察にきたんでしょ」
 国民新党亀井静香代表は8日、党本部で旧知の武大偉・中国外務次官と会談し、軽口をたたいた。
 武氏が「大臣になるんでしょう」と水を向けると、亀井氏は「分からない。きょう連立政権協議がある」と一度はかわしてみせたが、続けて、「『小』のいい部分を『大』が生かすなら(連立で)一緒にやっていい。数合わせだったらノーサンキューだよ」と、余裕の表情で語った。
 武氏との問答に触発されたのか、亀井氏は会談後、周囲に自身が入閣する考えを伝えた。国民新党幹部は「閣僚委員会に党首クラスが入るんだから、亀井氏が入閣だ」と説明した。
 亀井氏は平成17年の郵政選挙自民党を離党し、同時に派閥領袖の座も失った。それから4年。再び与党実力者として復権を果たそうとしている。
 衆院当選11回のベテランで、小沢一郎菅直人両代表代行とのパイプも力の源泉だ。国民新党は「郵政票」という選挙の武器を持ち、その存在は無視できない。
 亀井氏が入閣すれば「うるさ型」として、郵政事業民営化の見直しや、大規模な財政出動を伴う経済対策などの持論を政策決定にねじ込みそうだ。民主党からは「亀井氏に政権を引っかき回される」(中堅)との悲鳴もあがる。
 一方、自民党は「亀井氏の身体検査をしたらどうか。入閣すれば国会でいろいろ追及できるだろう」(幹部)と、国会での対決に手ぐすねひいている。
 ただ、亀井氏は自民党政調会長時代に、そのイメージとは裏腹に、公共工事削減で大なたをふるったこともある。官僚との対峙(たいじ)が最大課題の民主党にとっては「亀井氏の突破力」(民主党幹部)に期待を寄せる向きもある。
(存在アピールへ 社民・国民新、両党首粘る):産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000081-san-pol

 もう社民党なんて消えつつ有る党なんだから今更存在感アピールされてもなあ。社民党と言えば旧社会党ですが200人を越える議員も抱えたこともあるかつての野党第一党の姿は見る影もありません。現在の議員数は12人。しかも党代表はトチ狂った人だしね。もうあと数回の選挙を経れば確実に消えることでしょう。

 自民党公明党に配慮するのは創価学会選挙協力小選挙区で有効だからです。それに対して社民はかつては労働組合の力が強かったですけど今は民主の支援受けないと駄目なほどにまで落ちています。理念を捨てて自民党に擦り寄り、役に立たなくなったので捨てられて完全に人心を失いましたからね。その後付き合いの良い土井たか子さんが立て直さなければ完全に消えてたんじゃないですかね。あの人はまだ人気有ったし、村山富市に破壊された残骸をなんとかする義理も無かったんですけどねえ。

 しかもこの前の衆院選でも民主党に助けて貰いながら「民主だけじゃ危ない」とか恩知らずな選挙戦を展開していたのも記憶に新しいです。どうも福島瑞穂って人は能力も低いし、信用に値しない人物にしか見えませんよ。気に入らないなら連立組まなくても良いんじゃないですかね。でも与党入りを蹴って気概を示す覚悟も余裕も無いくせに口だけは達者だから困りものです。ある雑誌で福島瑞穂氏が防衛大臣を希望してるとかって記事が載ったらしいけどそんなことしたら日本が滅びますって(笑)。そして民主幹部に電話攻勢って相当ウザイ存在になってるなあ。参院で数合わせが必要なくなったらさくっと捨てられても文句は言えませんよ。

 一方の国民新党亀井静香氏。こっちはみずぽと違って古狸ですから一筋縄ではいかない感じ。しかもこっちは郵政票を握ってるので社民と違って切り難いんですよね。そう言う意味では自民党に対する公明党みたいに民主政権の癌になる可能性を秘めている感じ。麻生さんが「去年の秋に選挙してれば此所まで負けなかった」とか言ってましたがそれが引き延ばされたのは公明党が都議選に拘ったから。思いっきり足を引っ張られた恰好になりましたからね。この国民新党郵政民営化の問題などで面倒なことになりそうです。

 もっとも脳味噌通さずにギャーギャーとヒステリックに騒ぐだけのみずぽよりは自分の立場や民主政権の状態を弁えていることでしょう。ギリギリまで自分の利を引き出せばそれで納得するはず。消える寸前で必死になってる社民よりはその点ではまともだと思います。ただ自民党も「亀井さんの身体検査したらどうだ」とか言ってる様にお金の面では身綺麗じゃないからそこを突かれるとウィークポイントになりかねません。

 こうして見てくるとどちらも味方にするには頼りない相手だったり弱点になりかねない感じ。せめて共産党でも味方だったら違うんだろうけどなあ。民主党は早くも内部にも不協和音が有るのにこんなのを率いて政権運営するって難易度高そうです。