自民党の強行採決は悪くて、民主党のは良い採決?

自民党強行採決は悪くて、民主党のは良い採決?
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 画像は少し関係有るかも(オイ。
 それにしたって野党になると欠席するしかやり方は無いのだろうかなあ。試合放棄っぽくて情けなく見えるんですけどね。負けは解っていても出席して反対する方が頑張ってる様に見えるんですが・・・。
 衆院は20日午前、政府が今国会に提出した6法案の審議を各委員会で始めた。

 日本郵政グループの株式売却を凍結する法案も午後に審議が始まり、政府が今国会に提出した12法案すべてが審議入りする。与党は一部を同日中に各委員会で採決する方針だが、自民、公明両党は与党の国会運営が一方的だと批判し、法案を審議する委員会はすべて欠席している。

 衆院は20日未明の本会議で、中小企業向け融資などの返済猶予を受けやすくする「中小企業金融円滑化法案」を民主、社民、国民新の与党3党などの賛成で可決し、参院に送った。自民党は「審議が不十分だ」と主張して衆院議院運営委員会松本剛明委員長(民主)、衆院財務金融委員会玄葉光一郎委員長(同)の解任決議案を提出したが、否決され、公明党とともに法案の採決を退席した。与党側はさらに、人事院勧告を受けた国家公務員の給与法等改正案(計3本)の趣旨説明と質疑を行った。

 衆院厚生労働委員会は20日昼、新型インフルエンザ特別措置法案を与党などの賛成で可決した。自民、公明両党は欠席した。24日の衆院本会議で可決され、参院に送付される見通しだ。

 鳩山首相は20日朝、首相公邸前で記者団に、中小企業金融円滑化法案の採決について、「強行採決じゃなくて(自公両党の)審議拒否だ。できる限り審議はしたいと思うが、なかなか入ってくれない」と語った。

 これに対し、社民党党首の福島消費者相は20日午前の閣議後の記者会見で、「(自民党政権当時の)強行採決社民党として批判してきた。臨時国会の期間が短いことはあるが、そういう採決はできる限り避け、知恵を出していくべきだ」と述べ、民主党の国会運営に疑問を呈した。自民党川崎二郎国会対策委員長も20日午前の記者会見で、「鳩山首相小沢民主党幹事長の疑惑隠しのため、このような(強硬)路線を歩んだ」と批判した。

 一方、参院議院運営委員会は20日、中小企業金融円滑化法案の本会議での趣旨説明と質疑を省略し、参院財政金融委員会に付託することを決めた。民主党は「野党が欠席したままで本会議を開催すれば、今後の審議に影響が生じる」としている。
衆院厚労委、新型インフル法案可決…自公の欠席続く):読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091120-00000487-yom-pol

 なんかまともに議論もされないままに次々と決まって行くなあ。そりゃあ緊急性の高い物も有るんだろうけど少し性急に過ぎるってものも有るんじゃないかな。12法案が審議入りらしいけどその中身が全部解っている人がどれだけ居るのやら。下手したら与党側にも全部把握してる人はそれほど居ないんじゃないかと思ったり。

 新型インフルの法案とかは確かに必要でしょう。モラトリアムのは中小企業救うのには良いんだろうけど焦げ付いてるのまで含むらしいから悪用する輩も出そうであれな感じ。郵便局の株式の売却凍結とかは別に良いんじゃないのかなあ。海外の禿鷹に狙われなくなって良いと私なんかは思っちゃいます。まあ自民や公明からすれば郵政民営化を推進してたから納得出来ないんでしょうけどね。でも民主党が野党だった時も思ってたけど審議をボイコットするだけしか手は無いのかなあ。

 どうもさぼってる様にしか見えないんですよね。やはりしっかり出席して反対の気勢を上げた方が存在価値を示せるのでは無いでしょうか? この前、2日で100万とか歳費貰ってるよとかニュースでやってました。それだけお高い歳費貰ってる人達が仕事もしないでさぼってる風に見えたら印象としてはかなり悪いですよ。

 負けると解っていても戦わないと駄目な時もある。こんなこと言うと宇宙海賊な人が怒鳴り込んでくるかも知れませんが負けるからって出席しないのは如何な物だろうかなあ。政治家としての職責を放棄してる風に見えはしないだろうかなと。出席して反対票を入れましたが与党の賛成多数で可決されましたって言われた方がマスコミがどう印象操作しようと野党も頑張ってるじゃないかって見えると思うんですけどね。

 そして与党側。数の論理で次々と決めて行ってる感じ。自民党強行採決してた時は色々とマスコミが騒いでた気がしますが民主党が同じことしても静かですねえ。良い強行採決と悪い強行採決が有るんだろうか。私だったら野党側が審議拒否してもワンステップ踏むなあ。いくら急いでてもそれくらいしないと自民がやってた事と同じに見られても仕方有りません。

 私だったら1日遅らせてでも首相が単身で野党の待合室かなんかに行って参加を促すパフォーマンスするだろうなあ。勿論マスコミ引き連れて首相が頭を下げて参加を促してる風に見せます。これで参加拒否なら野党が悪いって見えますからね。確実に支持率も上がるし、今後の審議に参加しないなら野党が悪いって印象付けられます。そう考えると頭下げるのなんか安い物です。コスト掛からないしね。頭なんか選挙の時にいくらでも下げてるだろうし。

 結局は数の論理で決まって行くなら野党の存在意義が無いんですよね。自民党民主党が野党時代にやってたことを真似すれば政権奪取出来るとでも思ってるんだろうかなあ。私が自民党の議員だったらあえて審議に参加して反対票入れましたよってパフォーマンスします。幹部からは大目玉食らうかも知れませんが名前も売れるし評判も上がるので次の選挙に向けて良い宣伝になるでしょう。党の言いなりで欠席するだけがやり方として正しいのか考えて欲しいですね。唯一の若手らしい小泉ジュニアとかはどう考えてるんだろうなあ。パパンだったら舌なめずりしてパフォーマンスのチャンスと捉えてると思いますよ。