人気の「DSi LL」と絶不調の「PSP go」って理由は明らかでしょ。

人気の「DSi LL」と絶不調の「PSP go」って理由は明らかでしょ。
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 高齢者向け大画面と言う明確な売りが有った「LL」とただの実験機にしか見えない上に1万円も高い「GO」じゃ明暗別れるのは当たり前でしょ。
■人気を集める「DSi LL」と、急速に話題性を失った「PSP go」
今年2009年年末のゲーム市場には、2台の携帯ゲーム機の新モデルが登場し話題を呼んでいる。大画面になった「ニンテンドー DSi LL」(DSi LL)と、UMD を廃止しダウンロードによるソフト販売に完全にシフトした「PSP go」だ。

(中略)

■PSP go のネックは、ダウンロード販売環境の未整備と、1万円近く高い販売価格
このように2者の間で大きく明暗が分かれた理由としては、まず、PSP go がソフトの供給方法に“ダウンロード”を選択したことだ。まだユーザー側の意識がついてきておらず、環境がきちんと整うまでは様子見といったユーザーが多いのが現状といえるだろう。

次に、こうした新機能の搭載によって、PSP go の販売価格が2万5,524円(総額)と、かなり高めのものになってしまったことが挙げられる(「PSP-3000」は1万6,000円/総額)。DSi LL も2万円(総額)と、従来の DSi(1万8,900円/総額)より価格が高くなっているが、その差はわずか1,000円程度だ。

約1万円というこの価格差は、携帯ゲーム機としてはかなりインパクトが大きい。種類は異なるが、高性能ゲーム機である「PS3」が希望小売価格2万8,553円(総額)であることを考えても、PSP go の価格は割高な感じを受ける。逆に、値下がりした「PSP-3000」のほうに人気が集まっており、その注目度は、新型の PSP go を上回っているほどだ。

このような理由から、機能的には非常に話題性の高い PSP go ではあるが、発売前までは大きな注目を集めていたものの、発売後その注目度は大きく急落してしまっている。ただし、実際に PSP go を購入したユーザーの評価では、比較的高い評価を与えているユーザーも多く見られるため、販売価格がもっと安くなり、ソフトウェアの配信環境が整えば、徐々に人気が出てくることも考えられる。

一方の DSi LL だが、画面が大きくなった以外は、それほど目新しい機能もないのにもかかわらず、実際に販売が開始されると、事前の予想を上回る形で注目を集めており、発売初日には大手量販店で100人以上の行列ができるなど、滑り出しは比較的好調のようだ。

■今年の年末商戦は「DSi LL」が堅調。PSP go は価格次第
以上のように、発売直後の状況では明暗分かれた形の「DSi LL」と「PSP go」。クリスマスを含めた年末商戦では、DSi LL が堅調な売れ行きを示しそうな勢いだ。

ニンテンドー DS については、この年末年始に「ゼルダの伝説」や「ドラゴンクエストVI」などのビッグタイトルの発売が予定されていることもあり、新型の DSi LL についても、この機会に購入しようというユーザーの人気を得そうだ。

逆に、PSP go に関しては、予想以上のスロースタートとなってしまった感があるが、大きなネックとなっている価格問題がある程度解消されれば、ハードウェアとしてのレベルは高いので、徐々に人気が出てくる可能性はある。1つの目安は、DSi LL の希望小売価格である2万円というラインだろう。この価格に近づくことで、PSP go の相対的な評価は高まっていき、徐々に販売も増えていくことが予想される。
(人気を集める「DSi LL」と、急速に話題性を失った「PSP go」――カカクコムが報告):デジタルライフ
http://digitallife.jp.msn.com/article/article.aspx/articleid=479886/

 冒頭にも書いたけど明確な売り方針が有った任天堂と単にダウンロード専用機の実験として出されたとしか思えないソニーの差でしょう。確かに携帯ゲーム機としては大型過ぎるDSi LLは若者には売れないでしょう。でも据え置き機の様に使うであろう高齢者には大画面なので使い易そうです。若者みたいに寝っ転がって使ったりはしないでしょうしね。

 一方でPSP goはどうか? まだ噂の段階でしかないPSP2に向けてダウンロード専用マシンのテストとして出されたとしか思えないんですよね。これでせめて現行機より安ければ売れるかも知れませんが1万円も高いのではもう売る前から勝負は見えてました。少しくらい小さくなってもかえって持ち難くなるだけって気もしますしね。それと過去のソフトをUMDで買っていた場合には救済策が無いってのも痛いところですね。まあダウンロード専用ってのはコピーがし難くなるってのとパッケージよりコストが掛からないとか売り手側にメリットが多い代物。そりゃ本体を軽く出来るでしょうけどその程度じゃなあ。

 地上デジタルもそうだったけどユーザー側にメリットが無いことはなかなか受け入れられるものでは有りません。売り手側は地デジに移行すればウハウハでしょうけどね。それと同じでPSP goは買い換えの対象にするにはちょっと辛いものがあります。かと言って新規ユーザー開拓にしても旧型PSPでもダウンロードでソフト使える上に安いんですからそちらを選ぶ方が賢いです。まあ旧型を売り捌く意味合いとテスト機として出したと曰うGK(ゲートキーパーソニー信者を揶揄した呼び方)の言葉も有りかも知れませんけどね。

 そんな感じでこの勝敗はやる前から決まっていた感じ。どう見てもPSP goが売れる要因は無かったですしね。1万円なら売れるかもねってレベルだったし(え。PSP goは何にあんなにコスト掛かってるんだろうなあ。新規生産だからかも知れないけど1万円高いとか有り得ませんよ。現行機がダウンロードでソフト使えないならまだしも安い機体の方が性能良いとかどんだけ。ただDSi LLもこんなに売れるとは思ってなかったなあ。せめてアドヴァンススロット復活して欲しかったですよ。それならもっと売れたかも。『ポケットモンスター』やる人にはあれが必須なんですねえ。アドヴァンスのソフトからポケモン移動させたり、あれでアドヴァンスのソフト挿して有ると出現するポケモン増えたりするんですよね。

 あ、そうそう。勘違いする人が居ると困るから最後に書いておきます。私は妊娠(任天堂信者を揶揄し下呼び名)じゃなくてセガ信者です。セガサターンがまだ現役ですしね(笑)。