社民党が連立を離脱しないのは与党の立場が美味しいからでしょうね。

社民党が連立を離脱しないのは与党の立場が美味しいからでしょうね。
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 福島さんの画像ってこんなのしか無かったです(オイ。
 散々鳩山政権を掻き回してきたのですらもっと早めに追い出しておくべきだったと思いますけどね。そもそもこれだけ意見が食い違ってるのになんで離脱しないのかって感じです。そんなに政権与党の座は美味しいですか?
 社民党沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で揺れている。

 党内は、同県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する政府方針への反対では一致しているが、連立を離脱するかどうかについては意見が分かれたままで、党分裂を懸念する声も出ている。

 24日の緊急三役会議では、辺野古への移設方針に関し、「地元の合意がないものを決定するのは、ごまかしでしかない」と政府を批判する声が相次いだ。最も強硬なのは、沖縄県選出の照屋寛徳国会対策委員長だ。この日の三役会議は欠席したが、同日夜、都内で記者団に、「連立の合意も地元の合意も得ないで『県内移設』を強行した場合、社民党の理念や方針に照らし、政権離脱しかない。政権にしがみついたら、国民の信頼を失って自然消滅してしまう」と強調した。「(党が連立を離脱しなければ)もちろん離党する」とも語った。

 社民党には、旧社会党時代の村山政権が自衛隊を合憲と認めるなど連立する自民党に歩み寄った後、党勢が衰退した苦い経験がある。党内には「外交・安全保障政策で妥協すべきではない」という声が多く、「参院選を前に連立を離脱して独自性を示せば、逆に支持を集められる」という見方もある。

 これに対し、阿部知子政審会長らは連立を維持すべきだとしている。「政権の中で県外・国外移設を求めていく方が、沖縄県民の思いに応えることができる」(阿部氏)というわけだ。

 連立離脱をほのめかしてきた福島党首は最近、離脱に絡む発言は抑え気味だ。周囲は「参院選を前にどちらが得か悩んでいる」と見ている。

 福島氏が25日に沖縄を訪問するのも、党として政府方針に反対する根拠を明確にするとともに、国民の反応を探りたい思惑があるからだ。党執行部は6月3日に全国代表者会議を開き、地方の意見も踏まえたうえで最終判断する構えだ。

 民主党では参院選が近づくにつれ、社民党の離脱を懸念する声が強まっている。昨年の衆院選の比例選で300万票を獲得した社民党の集票力への期待があるからだ。参院選の選挙区選では、社民党の公認候補擁立は7選挙区にとどまる見通しで、残る選挙区では同党支持票が民主党に回ることが期待できるというわけだ。また、鳩山内閣の支持率が低迷し、与党が参院での過半数を失う可能性も指摘される中、「社民党の非改選の2議席は重要だ」という指摘もある。
(連立離脱か残留か、悩む社民…普天間問題):読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100524-00000938-yom-pol

 そもそも民主党が連立組んだのは参議院での数合わせだったからなあ。次の参院選での民主の大敗が確定的な今となっては社民党程度の議席数なんて焼け石に水だと思います。なので民主側から今更譲歩するなんて期待することは出来ないでしょうね。逆に民社側からすればテレビでもやってましたが留まるも地獄、抜けるも地獄ってところですか。

 社民党。正式名称は社会民主党。元々は最大野党で政権を担ったこともあった社会党こと日本社会党が原点ですね。マドンナブームと消費税問題で躍進するも細川連立内閣に参加した辺りから歯車が狂い始め、離反して自民に擦り寄ったところで完全に終わった感が有ります。自民党と連立で村山富市は首相にまでなりましたが社会党の息の根を止めたのはこの人でしょう。今では一般人として悠々自適な生活してるらしいですがご自分が壊したものをどう見てるのかが気になります。

 理念も何も失って政権与党になる為だけにかつての敵に擦り寄ったりして社会党は死にました。村山内閣後に現在の社民党に改組。その後は民主党に丸ごと合流しようとしたりしてる内に付いて行けなくなった人達が抜けて村山に従う者は半数に。支持労組さえ民主党に鞍替えしてしまいました。この時に社会党から鞍替えして民主党内で栄達して閣僚入りしてる人も居ます。ちなみに話題の農水大臣赤松広隆はかつて社会党で書記長まで務めた人。他には自分の思想的理由から死刑執行をしない千葉景子法務大臣社会党出身です。うん、早めに裏切った人はろくなの居ないね。

 此所でマドンナ旋風再びってことで土井たか子さんを担ぎ出しましたが良く土井さんも付き合ったなあと思ったものです。自分が盛り立てたものを完全に破壊されて斜陽になってるのにね。私だったら絶縁しますよ。その後の総選挙で小政党に転落。今まで社会党を支えていたものが民主党に移ってるんですから勝てるわけが有りません。この後はもう消えるまでの時間稼ぎと言った状態。

 そこでやっと福島瑞穂が党首として登場。前任者の土井たか子さんは総選挙での敗北の責任を取って辞任。ご自身も落選したんでしたっけね。ちなみに福島瑞穂は問題児の千葉景子と同じく人権派弁護士出身。申し訳ないけどまともな感性をしてるはずが有りませんね。更に社民党自体が潰れるまで時間の問題とも言える斜陽の党。ぶっちゃけ誰が党首になっても後数回の選挙を乗り切れるかどうかってところ。

 民主党に擦り寄って連立与党に参加したのは記憶に新しいと思います。その後は存在感を出す為か沖縄普天間移転問題で必要以上に騒ぎ立てて問題を大きくしました。まあ民主としても自民案そのままを呑むのは嫌だったのかも知れませんけどね。ただ辺野古への移転に関しては10年以上掛けて自民党が名護市へ援助したりしてたんですから年内に決着してれば何の問題も無かったと思われます。決着が遅れたせいで名護市市長選挙が行われて反対派が当選してしまい民意がどうのって話になっちゃったんですしね。それまでは賛成派がずっと当選していました。だから今更反対するなら援助された物を返せよって言われてもおかしくないんです。まあ市民はほとんど恩恵被ってないかも知れませんけども援助された金で箱物とか造りまくってますからね。

 何処へ移転するって言っても諸手を挙げて賛成してくれるところなんて無いんです。これは原子力発電所と同じで必要だけど近くには来て欲しくないと誰もが思ってますからね。米軍基地の必要性については一昨日の記事に書きましたので割愛。なので社民党の主張する国外移転なんて論外です。そんなことすれば一番喜ぶのは中国、韓国、北朝鮮でしょう。まあ社民党の前身で有る社会党的には日本の国益より中国や半島の利益考えれば良いって観点から言えば正しいのかも知れませんけどね(笑)。

 最早、社民党の主張することって民主以上に外国人の為にみえてしまいます。日本共産党と同じで余りにも考えが古すぎてなんでも反対すれば良いって時代はとっくに終わっていねのにも関わらず古い体質のままって感じですよ。日本共産党は柔軟性が皆無なので国民から見捨てられてしまいましたが社民党も同じ道を歩みつつ有ると言えます。

 さて本題の連立離脱問題。此所まで考えが民主党と相容れないなら抜けるしか無いでしょうね。与党内部で恩恵受けながらギャーギャー言ってても説得力は有りません。ただ抜ければ二度と与党になることは無いでしょうね。参院選を単独で戦うのも困難です。ただし、民意が離れるのは多少なりとも防ぐことが出来るでしょう。逆に落ち目の民主党に従って沖縄での主張を翻せば村山富市時代と同じ轍を踏むことになるでしょう。あの時も自衛隊違憲ってのと日米安保破棄ってのをかなぐり捨てて擦り寄りましたしね。何の理念も無い人達を支持する馬鹿な有権者は多くないです。

 そんなわけで社民党はこれからも衰退して行くばかりでしょうけどみずぽ(mizupo)さんの舵取り次第で早めに消えるって事も有り得るんじゃないかなあ。まあ消えても悲しむ日本国民は少ないと思いますけどね。むしろ在日さんや特定アジアの人達の方が応援してる人は多いでしょうし(オイ。みずぽさんは沖縄問題で「環境やジュゴンの問題も大事だが、一番大切なのは沖縄県民の気持ちだ」とか言ってましたけど本当は「環境やジュゴンの問題も大事だが、一番大切なのは沖縄県民の票だ」としか聞こえないしなあ(笑)。私としては連立に留まってのは往生際が悪いとしか思えません。さっさと離脱して政界から消えれば良いのにと思ってますよ。そして社会主義の残る朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)とかで旗揚げした方が良いかもね~。