「迂回献金くらいでガタガタ言うな」ってことですね。解ります。

迂回献金くらいでガタガタ言うな」ってことですね。解ります。
イメージ 1

 これでは小沢事件の時に攻勢に出られるはずも無し。政治屋は与党野党問わず全部消えて欲しいですね。
 与謝野馨財務・金融・経済財政相は24日の衆院決算行政監視委員会で、商品先物取引会社からダミーの政治資金団体を使って迂回(うかい)献金を受けていたと指摘されている問題について「政経政策研究会から、1981年から2005年まで月25万円の献金をいただいた」と述べ、献金の事実を認めた。その上で「どのように資金を集めていたかは全く知らなかったし、当時は知る必要性も感じていなかった」と語り、問題はないとの認識を示した。横光克彦氏(民主)への答弁。
 また与謝野氏は、民主党長妻昭氏への答弁で「商品業界から法案についての陳情は一切なかった」と強調し、関連法案の審議で業界に手心を加えたとの疑惑を否定した。
(81年から献金受け取る=調達方法把握せず-迂回献金問題で財務相):時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090624-00000100-jij-soci

 そりゃ自分達も迂回献金を当たり前のことだと思ってたら余り叩けないですよねえ。小沢氏の時に思ったほど攻勢に出なかったのはこう言う絡繰りだとは思ってました。だって普通に考えれば党首とはいえ野党議員に献金するより与党に献金した方が効果は有りますからね。小沢事件の時にどれくらいの自民議員が「え? この程度のことで駄目なの?」と思ってたのだろうなあ。そう言えば小沢さんは少し進んだらしいけど二階さんのはどうしたんですかねえ。あれきり音沙汰無いですが。

 与謝野馨財務・金融・経済財政相は81年から受け取っていたんだそうでもう此所まで来ると悪いことなんて思えって方が難しいかもなあ。こうやってお金集めるのは政治屋さん達にしてみれば当然のことですからね。この前偉そうなこと言って自民党を離党した渡辺喜美行政改革担当相も父の時代からの付き合いだし違法性の認識はまったくないとか言ってます。それが政治屋さん達の理論なんだよね。だから西松建設の小沢さんの時に強めに出られないわけです。だって彼らみたいな政治屋達の認識からすると当たり前のことなんだもんなあ。

 前にも書きましたが企業献金ってのは会社などへの見返りを求めて渡せば賄賂です。また見返りを求めないならば良いのか?って言ったらこれも否。見返りが無いなら故意に会社の金を無駄にしてるんですから横領ですよ。そんなわけで渡す側(企業)も受け取る側(政治屋)もこれが悪いことって意識は有るようです。そこで出てくるのが迂回献金。表向きは解らない様にあの手この手で渡すというもの。はっきり言ってしまうと時代劇で悪徳商人が「黄金色のお菓子で御座います」って悪代官に小判渡す構図が未だに行われているわけです。

 こんな感じで相も変わらず政治屋と財界が密接な関係にあるわけですよ。情けない限りです。ちなみに政治屋って書いてますけど誤字でも何でもないです。これも何度も書いてることですけど政治屋ってのは政治を商売にしているクズ共のこと。政治家とは別の代物です。「政治家は国の未来を考える。政治屋は次の選挙を考える」って感じです。

 昨日は宮崎県知事に自民党が出馬要請してましたね。総裁候補にするなら出てやるって素気なくあしらわれたみたいですけどね。更には自民総裁と総理は分けようとかあからさまな麻生降ろしの案も出たりしてなかなか楽しいことになってます。衆議院の任期がもうそろそろ切れますから待った無しの状態。尻に火が点いた政治屋さん達が右往左往してる様です。もう政治屋根性丸出しですね。本当に何処まで自民党は墜ちていくんだろうなあ。まあ一度下野しないと治りそうにないですけどね。創価と縁を切って、老害状態の長老共が消えれば自民再生の道も開けそうですけどね。とりあえず与謝野みたいなのが大臣なのはどうかと思いますよ。そんなのさえ切れないほど自浄能力失ってるかも知れないけど。