藤井裕久財務相の退任がほぼ確定。

藤井裕久財務相の退任がほぼ確定。
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 藤井さんの今の気持ちって画像の様な感じかなあなんて(挨拶)。
 鳩山由紀夫首相は6日午前、体調不良を理由に辞意を示した藤井裕久財務相(77)の進退について「体調の話だから、医者の診断をそれなりに考えなければいけない」と述べ、医師の判断次第では慰留を断念する考えを明らかにした。その上で「早く(診断結果を)出していただきたい」として、結論を急ぐ考えを示した。首相公邸前で記者団の質問に答えた。
 首相は「せっかく(2010年度)予算案という子どもを産んでいただいたのだから、それを育てていただきたいという思いは、当然強くある」と述べ、藤井氏の体調が許せば続投させたいとの意向を重ねて強調。「一生懸命やっていただいているし、心から評価している」とも語った。
 しかし、健康問題が理由であることに加え、通常国会の召集を18日に控えていることから、藤井氏の辞任は不可避の情勢となっている。閣僚の一人は6日午前、「辞めると表に出た以上、もう駄目だろう」と指摘。藤井氏の後任について、菅直人副総理兼国家戦略担当相が有力との見方を示した。
 後任には菅氏のほか、仙谷由人行政刷新担当相の起用や、野田佳彦峰崎直樹両財務副大臣の昇格が浮上している。これに関し、首相は記者団に「まだ(藤井氏の診断結果に関する)報告をいただいていない段階だ」と語り、言及を避けた。
(藤井財務相の慰留断念示唆=首相、診断受け早急に結論):時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100106-00000042-jij-pol

 大臣を引き受けてみたは良いけど思ったより仕事が多かったみたいですしね。補正予算とかでも他の省庁からの要請をちぎっては投げちぎっては投げって感じで大変そうだったし。決められた予算しか無いのにみんな好き勝手言いますしね。財務大臣の藤井さんはかなり神経をすり減らしていたとは思いますよ。実際に会見で「疲れた」とか「しんどかった」とも言ってましたし、それが本音でしょう。

 勿論高齢ってのも有るでしょう。御年77歳。しかも一度引退報告を2005年の落選時に小沢さんに報告までしてます。いわゆる郵政選挙で日本中が小泉さんに踊らされた時ですね。でも故永田寿康さん堀江メール問題で辞職したことを受けて別の人が繰り上げ当選、更に参議院へ鞍替えした人が居た為に次次点だった藤井さんが比例復活を果たすことになり国政に復帰したなんて経緯もあります。そう言えば永田さんはあの後失敗続きで去年自殺してしまったんでしたっけね。

 そんなわけですから一度引退までしている身。面倒になったらいつでも逃げ道は作れる感じ。予算作ってる最中に抜けられたらそりゃ鳩山さんも困りますよ。それこそ自民支持者からは体力的に駄目な人を閣僚に就けたのは任命責任とかアホな意見まで出る始末。藤井さんは元大蔵省(現財務省)出身で財務のことを任せられると思ったから任命したんだろうからそれで任命責任とか言われてもまあ筋違いですけどね。いや別に鳩山さんを擁護するわけじゃなく不祥事起こして辞めるわけでもないのに文句言われてもおかしいってだけの話。

 まあ鳩山さんにしてみれば寝耳に水でしょうね。予算編成の途中での後任ってのがまた難しそうですし、小沢さんにお伺い立てないと駄目でしょうしね(え。その小沢さんも今は自分の廻りの火消しに躍起なんだから此所で鳩山さんが自力で後任決めて見せたりすれば評価も上がろうってものですがまあ無理かな。

 その後任にしてもなかなか人が居ないのが現状。管直人副総理兼国家戦略担当相が兼任する案が浮上してるみたいです。それよりは野田佳彦峰崎直樹両財務副大臣のどちらかを昇格させるのが一番無難ってところでしょうね。一緒に仕事していた身ですし。でも誰が受けるにしても面倒な役回りだし、ノーアウト満塁みたいな状態でのリリーフを引き受けるみたいなものですからね。予算編成の道筋がほぼ完成してるなら楽かも知れませんけどどうだか。