責任転嫁する人々。石原都知事、自民党、そのまんま東宮崎県知事。

責任転嫁する人々。石原都知事自民党そのまんま東宮崎県知事。
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 当ブログでは毎日新聞を毎日変態新聞としか呼称しないのと同様にタレント知事は芸名のままにさせていただいております。

 さて一昨日(2009/07/12)行われた東京都議選では民主党が圧勝しました。当然それは与党側から見れば歴史的大敗と呼ぶしかない状態。そうなると誰が悪かったのかって声が上がり始めるのが常。石原都知事は「国政のツケを都政に廻されて迷惑だ!」と叫べば、自民党内からは麻生さんが悪いの大合唱、どう見てもマイナス要因になったそのまんま東知事は素知らぬ顔で他人事。何とも情けない話ですが政治家ってのは自分が悪いと思ったら負けなんですかね。

 まずは弟の七光りで政界に転じられた人。国政のツケがと吠えてたけど新東京銀行の失策、息子の絵画を高額で買ったりヨーロッパへの旅費を公費で賄ったりと金銭面でのルーズさ、失敗したら投じた莫大な資金が無駄になる五輪招致などなどこう言う物が都民からNOを突き付けられたんじゃないんですかね。故青島さんの時は箱物推進の鈴木都政から方向変換して少しは持ち直していたのに特別会計や監理団体に圧迫される状態。そもそも都の財政が潤ってたのはこの人の功績じゃないしなあ。あとは東京サイトに息子起用としたりとか縁故採用は辞めなさいって感じ。これで都議選が自分にNOじゃ無いと思ってるとか厚顔無恥も甚だしいですよ。完全な老害って感じ。

 そして自民党。今自民党に逆風なのは麻生さんのせいじゃないでしょ。麻生さんにNOと言ってるんじゃなくて自民党全体にNOを突き付けてるんだと思いますよ。郵政選挙での大勝による驕りでこの4年間何をしてきたか振り返ってみれば宜しい。小泉政権時代の規制緩和の流れで企業は非正規雇用を使い倒して肥え太りました。管理が甘かったので公務員は無駄をやりまくってるのにそれを引き締めることも出来ず、年金のシステムもグチャグチャになりました。数の暴力で憲法改正に猛進した安倍政権。前から決まっていたことと後期高齢者医療制度を導入したり、暫定税率のはずなのに道路族達の為に再開された揮発油税。世界不況に対して無策のままばらまきによる人気取りしか出来なかった麻生政権。明らかに国の未来よりも選挙しか見てない自民議員達の姿。これら全てに国民の怒りが渦巻いてるのが今の状況なんじゃないんですかね。そもそも福田さんじゃ選挙戦えないからって麻生さんを後押しして総裁に選んだんじゃなかったのですかね。

 そしてそのまんま東知事。思いっきり野心剥き出しで首相の座を狙ってる風にしか見えなかったけど逆風になってくると見るや他人事の振りして素知らぬ顔とかしてる姿を見るとこの人の評価は地に墜ちたって感じ。いやむしろ化けの皮が剥がれたってところかな。弱った今の自民なら自分が牛耳れるとでも考えたのですかね。浅ましすぎます。どう見ても自民党にとってマイナス要因になったのに「俺知らね」って顔されたら自民党側から見ればふざけるなって気分でしょうね。

 政治家ってのは他人のせいにして自分の責任は顧みないってのが仕事なのですかね。いやこの人達が政治家ではなく政治屋とか政治業者としか呼べない連中なのは承知してますけどね。日本では悪いことしたら「ごめんなさい」と謝るのが普通ですがどうやら政界ではそれはマイノリティらしいです。本当にこの人達はどんな躾受けてきたんだろうなあと呆れますよ。もっとも謝ったからなんだってレベルの状態ですけどね。その情けない姿を多くの人は見てるわけですから次の選挙は覚悟しておきなさいって感じです。多分に天罰が下されるんじゃないですかね。それでもこんなのが再選する様なら日本は終わってるってことですよ。