薄桜鬼第10話「絆のゆくえ」

薄桜鬼第10話「絆のゆくえ」
 え、この作品って全12話なのか。なら新撰組の悲壮なシーンとかまで全然行きそうに無いですねえ。それはかなりがっかりなり。

慶応3年10月

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 前回は攫われそうになったのに門前の掃除をしている千鶴。隠密行動でさくっと攫おうと思えば出来そうです。

 そうか。慶応3年10月ってのは大政奉還が行われた時なのですね。徳川幕府15代将軍慶喜統治権を朝廷に返上した政治的事件です。
 伊東が言う様に坂本の唱える公武合体派ってのは結構理想を追い求める物なので難しい代物でした。尊皇でもなく佐幕でもなく幕府と朝廷を仲良くさせて倒幕無しに平和に導こうとというものでしたからね。既に佐幕派と尊皇派が血で血を洗う争いになってるのに理想論と言われても仕方ないです。

 斉藤が新撰組密偵らしき乞食にメモを渡していたところを見るとこの作品でも斉藤は新撰組に通じていた説を採用するみたいですね。

山崎が

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 千鶴を呼び出してもし自分に万が一のことが有れば沖田の看護を任せると伝えてきます。
 調べてみると山崎烝の生家は医家または薬種問屋だそうです。慶応4年1月の鳥羽伏見の戦いで重傷を負って江戸への撤退中に死亡。多分にこの鳥羽伏見の戦いがこの物語のクライマックスになるのでしょうね。
 千鶴は手伝いはするけど山崎の代わりは出来ないとの受け答え。

近江屋事件

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 そう言えば慶応3年11月でしたっけね。
 坂本龍馬中岡慎太郎と共に何者かに暗殺された事件です。当時から新撰組が実行犯との説が有りますが明治になるまでその節が根強く、大石鍬次郎は暗殺の罪で拷問を受け後に斬首されています。まあ罪名は伊東甲子太郎殺害ですけどね。実際には京都見廻組犯行説が今では有力の様ですね。今でこそ坂本龍馬は有名ですけど一緒に居た中岡慎太郎を狙った物で有るとする説も根強いです。中岡慎太郎坂本龍馬より少し長く生きてますが切り傷は多かったそうですし、そもそも今では有名な坂本龍馬ですけど当時は中岡慎太郎の方が有名だったのでとばっちりを食らったとも言われています。
 丁度大河ドラマでも注目されているからこの事件はもっと詳しくやるのかと思ったけどこの作品ではあっさりですね。まあ坂本龍馬がこの作品に絡んでませんからね。

 斉藤が新撰組復帰。間者として御陵衛士に参加したとも言われてますからね。実際に御陵衛士が壊滅した後も新撰組として参加してます。
 伊東派が敵対行為を働いてることが報告されます。それを受けて新撰組御陵衛士と事を構えると言う展開に。

伊東と近藤の対談

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 伊東は新撰組から金をせしめる算段ですがその帰路にあっさり伊東は暗殺されます。史実でも近藤は伊東を招いて酔わせたとされてます。一応北辰一刀流の道場主だったことからの警戒と言われています。
 斉藤一と千鶴は藤堂平助だけは助けようと呼び出して説得。しかし平助は聞かず。
 伊東甲子太郎の死体は道端に晒され他の者を誘き出す方法に使われたそうですがこの作品でも実行。

伊東派の

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 残党狩りをしていた部隊の元へ例の鬼と薩摩の部隊が登場。決戦に。
 その頃、伏せっている沖田の元へは南雲が登場。渡したのは例のお薬。千鶴は双子の妹とか言い出します。キャラデザが掻き分けられなかったんじゃなくて双子だから似てるってことですか。

 平助と千鶴が現場へ行ってみるとそこは多勢に無勢で苦戦中の新撰組。千鶴に追い付かれるなんて平助は結構足が遅いのか(笑)。
 千鶴を渡せば見逃してやるとかこの期に及んで交渉。みんなを助けてくれるって言葉にあっさり乗ろうとする千鶴。しかしそれを押し留める原田達。それに平助も加わってってところですが平助はあっさりやられ。まあ史実なら此所で死ぬんだから仕方がない(オイ。