亀井静香が大臣辞任。連立は離脱せず。

亀井静香が大臣辞任。連立は離脱せず。
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 良い写真があったよ(挨拶)。
 画像は亀に落書きした輩がどうとかって話だったけどこれって外来種ミシシッピーアカミミガメらしいからなあ。ミドリ亀と称して売る人が居るらしいので飼うのに困って捨てられたんでしょうね。

 それはそうと一昨日記事にした荒井聡国家戦略担当相の問題ですけども証拠として公開したレシートにはキャミソールとか少女漫画とか有って笑えない状況になってる様ですね。有志によるとコードから『パラダイスキス』や『働きマン』、『きょうの猫村さん』、『月館の殺人』、『神の雫』などの名前が判明。どう見ても秘書か愛人に適当なレシート出させた感じです。さすが管直人の懐刀は凄いなあ(棒読み)。もう法的に問題無いってのは聞き飽きました。自分達の事だからって法的に甘過ぎるだけだろうと。

 さて今日の本題。ミシシッピーアカミミガメならぬ亀井静香が辞任した件について。
 「連立離脱だ。自見さん、民主党に行ってくれ――」

 10日深夜から11日未明にかけて、国民新党の党本部で開かれた両院議員総会では、亀井代表が一時、連立離脱を決断し、自見幹事長に民主党の枝野幹事長へ直接伝えるよう指示する場面があった。

 総会では当初、下地幹郎国会対策委員長らが連立残留を主張したが、離脱すべきだとの意見の方が多かった。

 これを受け、亀井氏は閣僚だけでなく、党代表も辞任する考えを示し、連立離脱を口にした。だが、参院比例選に出馬予定の長谷川憲正参院議員らが説得し、結局、代表辞任と連立離脱を思いとどまった。 
(「連立離脱だ」、亀井代表が一時は決断):読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100611-00000677-yom-pol

 社民党とは違って与党と野党の違いを良く知る国民新党は踏み留まったみたいですね。私自身は亀井静香小沢一郎とは別の意味で古い自民党の象徴と思ってるので好きにはなれない人物。ただし外国人地方参政権付与や選択的夫婦別姓など傾国の法に反対する人って意味では与党内の良心では有りますね。まあ死刑廃止論者なので相容れない部分も多いですが。

 高支持率を盾にして早めの参院選に雪崩れ込みたい民主党に対して、悲願である郵政改革法案を今国会で成立させようと目論む亀井静香が真っ向から対立。亀井は「選挙目当てで選挙やる奴らは落ちろ」とか吠えてましたけど郵政改革って郵政票の取り纏めなのに選挙対策じゃないとでも言いたいんでしょうかね。おまえが言うなって感じでした。

 鳩山政権の成立前からアキレス腱は国民新党亀井静香社民党福島瑞穂だと言われ続けていましたがまさにこの2人が掻き乱し続けました。管制圏に失敗して欲しい人は数多くいると思いますがこの2つの足枷が共に外れるとかなり嫌な方向に行きそうでは有ります。まあ冒頭にも書いた様に荒井が馬鹿やってくれてるので失点スタートなのが救いかも知れませんけどね。

 ただ民主が推し進めてきた外国人地方参政権付与に対する与党内の最大の障壁が取り除かれたのもまた事実。更に言えば創価学会を公然と敵視する亀井さんが居なくなるとホルホルするのは学会を母体とする公明党だったりするわけです。曲がりなりにも右翼的保守の急先鋒が居なくなるのは中韓の人達にとっては都合が宜しいのかも知れませんね。日本人からするととても飯が不味くなる状況とも言えます。

 たた民主党にとっては参議院議席合わせでしか無かったのですが左寄りの社民党と右寄りの国民新党は寄せ集め勢力でしかない与党をバランスを取る両輪だったとも言える存在。その両輪を失ったのですから管政権はルーピー政権よりも面白い動きをする可能性も有りますねえ。まあ閣僚のほとんどが再任してる上に小沢派が押してた樽本が入ったりしてるからマスコミが口を揃える「脱小沢色が鮮明」ってのは何処がやねんと突っ込みたくなりますけど(笑)。

 さてはてこの亀退場がどう作用して行くのかって感じ。とりあえず連立を離脱しなかったのは選挙目当てでしょうね。社民党は党首の癇癪を抑えられずに離脱して、国民新党は芝居も入ってるかも知れませんが党首の癇癪で離脱ってなりそうだったのを踏み留まりました。これが吉とでるか凶と出るか。このまま行けば来月行われるらしい参院選で結果が出そうです。